普段、私たちが何気なく利用している自動車は、様々なパーツが緻密で繊細に組まれています。自動車を走らせるためには、核となるエンジンと、自動車を支えるタイヤが必要になるのです。しかし、実際にタイヤがどのような役割を果たしているのかをご存知ない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、タイヤの役割や夏用タイヤと冬用タイヤの違いについて詳しく説明します。タイヤの基礎情報を知ることができる記事となっていますので、ぜひご一読下さい。
タイヤの役割は?
まず、タイヤの役割を簡単に説明します。タイヤは唯一、自動車と地面が接地している部分です。したがって、タイヤの表面に不備がある場合は、直接運転に影響が出てしまいます。タイヤは自動車にとって、とても重要な役割を担っているのです。
下記では、より詳細にタイヤの役割に触れていきます。タイヤの役割を把握することは、自動車を安全に運転することに繋がりますので、運転者はしっかりと把握しておきましょう。
タイヤには4つの役割がある
それでは、タイヤの4つの役割について説明します。
- 車を支える
- ブレーキをかける
- 衝撃吸収
- 移動方向の変更や維持
車を支える
1つ目は、車を支えるということです。車を支えるということは、単に車体だけを支える訳ではありません。車に乗っているドライバーやその他の同乗者、車に積んでいる荷物など、車に乗っているものすべてを支えます。車体の重量は、軽自動車であっても500kg以上はあります。そこに乗員の体重や荷物が加わるので、相当な重さを支えなければなりません。
ブレーキをかける
2つ目は、ブレーキをかけるということです。自動車にとって欠かせないブレーキですが、その大部分を担っているのは、車のブレーキ性能ではありません。前と後ろについた4つのタイヤが、路面とタイヤを摩擦させて、ブレーキをかけているのです。
衝撃吸収
続いて3つ目は、衝撃を吸収するということです。走行時、道路状態によって凹凸の多い路面を走行する場面もあります。タイヤはそこで生じる衝撃を抑えてくれる役割を担っており、乗員がその衝撃による怪我や、車酔いになるのを予防してくれいるのです。
移動方向の変更や維持
最後は、移動方向の変更や維持を担っているということです。自動車を直進させることは、ドライバーにとっては、当たり前のことかもしれません。しかし、それはタイヤの性能があってこそできることです。直進だけでなく、カーブを安定して曲がることができるのも、タイヤの性能のおかげなのです。
夏用のタイヤと冬用のタイヤの2種類がある
タイヤには、夏用の「サマータイヤ」と、冬用の「スタッドレスタイヤ」があります。その2種類はそれぞれ性能が違い、名前の通りではありますが、季節によって使用するタイヤを変えた方が安全だと言われています。それでは、「サマータイヤ」と「スタッドレスタイヤ」について、以下で詳しく説明します。
サマータイヤ
サマータイヤとは、夏に使用するタイヤという認識をしている方が多いです。しかし、サマータイヤは別名「ノーマルタイヤ」と呼ばれており、冬以外の季節で使用することのできるタイヤとなっています。ただ、スタッドレスタイヤの反対語として、サマータイヤと呼ばれているだけで、降雪量や暖かい地域では、オールシーズンでサマータイヤを使用することも可能です。
スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤとは、路面が凍結した道路でも、安全に走行するために開発されたタイヤです。サマータイヤとの違いは、ゴムの質にあり、雪道を走行する場合でも路面に接地し続けることができます。それだけでなく、走行中のスリップを防ぐために、氷の膜を除去する性能も持ち合わせています。それがスタッドレスタイヤです。
タイヤの保管方法は?
冬はスタッドレスタイヤに履き替える場合、サマータイヤを保管しておかなければなりませんし、冬以外の季節ではスタッドレスタイヤの保管が必要となります。その際に、タイヤを保管しておくベストな方法は、直射日光の当たらない乾燥した場所に置いておくことです。なぜなら、紫外線によるタイヤの劣化や、湿気によるゴムの変形を防ぐためです。タイヤの劣化が激しいと、走行中にタイヤがバーストしてしまい、交通事故に繋がる恐れがあります。したがって、タイヤを保管する場合は、直射日光と湿気には、十分注意しましょう。
まとめ
タイヤは自動車を走行させる際に、重要な役割を担っています。唯一路面と接地している部分であり、タイヤが破損してしまうと、交通事故に直結するほど重要なので、メンテナンスや交換は怠らないようにしましょう。
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