車を走らせていると、タイヤの異変に気づき、確認してみるとパンクしていた、という事例はよくあることです。しかし、実際に自分の車のタイヤがパンクしてしまったとなると、車に乗って間もない初心者ドライバーはともかく、ベテランドライバーでさえも、パニックになってしまいます。しかし、そんな時こそ落ち着いて行動することが大切です。
そこでこの記事では、タイヤがパンクした時の対処法や修理できる場所について詳しく説明します。初心者ドライバーには特に参考になる記事となっておりますので、ぜひご一読下さい。
タイヤのパンクには修理可能な場合とそうでない場合がある
タイヤのパンクの仕方によっては、修理することができる場合と、そうでない場合があります。それは、パンクの程度によって異なります。それでは、修理が可能な場合と、そうでない場合に分けて、詳しく説明します。
タイヤ修理が可能な場合
まず、タイヤ修理が可能な場合について説明します。タイヤ修理が可能な場合とは、タイヤ自体に損傷がほとんどない場合です。タイヤの修理可能な範囲は、自動車タイヤの安全基準で定められています。
- 乗用車や小型トラックタイヤ/直径6mm以下/個数2個以内/周上感覚40cm以上
- トラックやバス用タイヤ/直径8mm/個数3個以内/周上感覚70cm以上
このように、タイヤの修理可能な範囲が決められています。この範囲内であれば、タイヤがパンクしたとしても、修理することができます。
タイヤ修理が不可能な場合
続いて、タイヤの修理が不可能は場合について説明します。主に、2つの状況に陥った場合は、修理をすることができません。
- タイヤが破裂（バースト）した
- タイヤ側面に穴があいた
この場合は、修理することはできません。特にバーストしてしまった場合は、交換するしかありません。一方で、タイヤの側面に穴が開いた場合、修理を施すことはできますが、新品のような耐久性を持たせることができません。そのため、タイヤの側面に穴が開いた時も、タイヤの交換を行うことをおすすめします。
タイヤがパンクした時に気をつけてほしい2つのこと
タイヤがパンクした時は、パニックになってしまう人が多いでしょう。そこで、パンク時に気をつけてほしいことが2つあります。
- タイヤをむやみやたらに触らない
- パンク時に走行させない
タイヤがパンクした時は、まず現状を改善しなければならないと考えることでしょう。そうすると、タイヤをむやみやたらに触ってしまう方がいます。しかし、それは望ましくありません。なぜなら、タイヤの状態を悪化させてしまう可能性があるからです。そうならないためにも、パンクしているタイヤをむやみやたらに触らないようにしましょう。
また、パンク時には車を走行させてはいけません。なぜなら、パンクを悪化させてしまうからです。タイヤに釘や鋭いものが刺さっているような状態であれば、パンクの修理を行うことが可能ですが、無理に走行させると、タイヤがバーストしてしまいます。バーストしてしまうと修理を行うことができず、タイヤを交換しなければなりません。そうなると、費用もかかりますので、パンク時はやむを得ない場合以外は走行させないようにしましょう。
タイヤを修理する場所は？
タイヤは3つの場所で修理を依頼することが可能です。
- 整備工場
- ガソリンスタンド
- ディーラー
価格的に、最も安い値段で修理を受けられるところはガソリンスタンドで、次に整備工場、ディーラーと続きます。特にディーラーは自動車メーカーの純正部品を取り扱っており、品質の高い修理を施してくれますが、費用が高いので注意が必要です。
タイヤ交換はタイヤ専門店がおすすめ
タイヤの交換も、上記と同じく整備工場やディーラーで行うことができますが、費用が高い傾向にあります。しかし、タイヤ専門店では、中古のタイヤや格安のタイヤを取り揃えています。したがって、どこよりもタイヤの値段が安いのです。それ以外にも、品質の高いタイヤブランドも取り揃えているために、柔軟に選ぶこともできます。タイヤを交換する際には、タイヤ専門店を利用しましょう。
まとめ
タイヤは唯一、道路と接地している部分になります。直進、進路変更、ブレーキなどの全てのアクションにタイヤは必要です。そんな車を走らせるために必要であるタイヤのパンクを見逃してはいけません。タイヤがパンクした場合は、むやみに触ったり走行したりせず、ロードサービスを利用し、車を運んでもらいましょう。
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